最近、以下のようなチャレンジをしていた。
hamiltonian210101.hatenablog.com
チャレンジは成功した。私は、価値と無価値の混ざり合うゴミ山のようなSNSの情報をほぼ完全に遮断した人間となり、魂は浄化され、一つ上のレベルへと進化を遂げたのだ。いや、むしろ、SNSとの共同生活の中で私から失われつつあった精神の標準状態を取り戻したというべきか...
(半分)冗談はさておき、この挑戦を通して自分に起きた変化を記録しておく。まず、一ヶ月前までの自分の状況と、挑戦に至った経緯を書く。次に、チャレンジ中に起こった大きな変化(出来事)を時系列順に思い出し、良かった点と悪かった点でまとめる。最後に所感を述べて終わる。先に断っておくが、特に面白いことは無い。ただ私が健康になっただけの記録だ。
一ヶ月前までの惨状
一ヶ月前の私は、TwitterとYouTubeに依存していた。手持ち無沙汰な時は必ずTwitterを見て過ごしており、開いては閉じるを繰り返していた。また、大学に居ないほとんどの時間、テレビあるいはスマホでYouTubeを垂れ流していた。平日でも6〜7時間はザラである。外出無しの休日は殊更酷く、研究と勉強の時間以外は常にスマホを手に持ち、TwitterとYouTubeを行き来していた。これらSNSはもはや「生活に必要なもの」を超えて、「生活の軸」に成り変わっていた。
消費した時間が膨大なのもそうだが、それよりも問題だったのは使い方だ。YouTubeでは惰性でVtuberを観ていた。TwitterではTLを永遠にスクロールし、ただ眺めていたせいで、流れてくる大半の情報がジャンクだった。徐々に自分の頭が悪くなっていくのを感じた。使い方を変える必要があることは承知していたが、依存症とは恐ろしく、試行錯誤しても結局元の使い方に戻ってしまうのだ。現状を変えるには、もはや長期間にわたって距離を置くしかないということに薄々気づき始めていたが、それでもスクロールの手は止まらなかった。
挑戦に至った経緯
着実に頭が悪くなっていることを実感しつつも中々手放せない苦悩に苛まれていたある日、友人と話をしていると、彼が過去にSNS・デトックスを経験していたことが分かった。先を行く彼になぜか敗北した気分になった私は、遂にSNS・デトックスを実行に移すことを決意した。とりあえず主要な快楽の生産工場であったTwitter・YouTube・音楽サブスクを一ヶ月間禁止することにした。ただ私は意志が弱いので、明瞭な記録を付け、彼に観測者になってもらうことで強制力を持たせた。具体的なルールは上の記事を参照。
挑戦中の出来事
一週目~二週目
この期間は余裕だった。最大の恩恵は可処分時間の増加だ(TwitterとYouTubeは生活の軸だったのでこのように表現している)。おかげで研究と勉強が捗り、読書や散歩の時間も増えた。夜中までだらだらSNSを見ることも無いので、早寝・早起きが身につき、活動時間帯が午前中にシフトし、生産性が向上した。また、Twitterの雑多な情報を大量に摂取することもないので、精神が安定していた。外に出ることが増えた。加えて、YouTubeの存在によって消えかかっていた「アニメを観る時間」を確保できたことも良かった。特に、一日一話の『名探偵プリキュア!』と『ゆるキャン△』は私の精神安定に一役買った。『ゆるキャン△』は言わずもがな、絶賛放送中の『名探偵プリキュア!』は本当に素晴らしい作品なので、まだ『名探偵プリキュア!』を視聴していない読者はとりあえず視聴しよう。まだまだ追いつけるぞ!
三週目
この時期から禁断症状が現れ始める。ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日,4日に横浜旅行を敢行したのだが、帰った途端に反動が襲ってきた。具体的には、残りのGW休み期間中、『この素晴らしい世界に祝福を!』のアニメシリーズをずっと観ていた。あまりにも面白いのだ。私は1期と2期は過去に履修済みであり、面白いことは百も承知だったのだが、それにしても面白すぎるのだ。おそらく、今までTwitterで摂取していた、おふざけ(ネタ)成分が二週間も絶たれていたせいで『このすば』が実際以上に刺激的だったのだろう。もう一つの理由として、学振のドラフト改訂地獄によるストレスから逃げたかったことも挙げられる。いずれにせよ、『このすば』によって、私のGWは消え去った。それでも、生活リズムは改善されており、精神も安定していた。
四週目前半
この期間は学振や研究が忙しかったが、休日はアニメ『ご注文はうさぎですか?』や『名探偵プリキュア!』を観て過ごした。
四週目後半~最終日まで
学振からは解放された。その後、最後のダメ押しと言わんばかりに、狂ったように『ご注文はうさぎですか?』を視聴していた。本能に従い、一日一シリーズ(1クール)のペースで周回するという暴挙に出ていた。やはり『ごちうさ』は神アニメと言わざるを得ない。この症状は治まること無く、最終日である5月20日を迎えた。
良かった点
・精神の安定
・可処分時間の増加(外出時間・アニメ視聴時間を含む)
・生活リズムの改善
・上記に伴う生産性の向上
悪かった点
・無し
所感
上記のようにメリットしかない。特に、SNSによって培養されていた毒が抜けていく感覚があり、その点において大きな価値があったと思う。一ヶ月前と比較して、精神の波は非常に落ち着いている。禁断症状であるアニメ大量摂取をデメリットと見る人もいるだろうが、私はむしろ良しとしている。「SNSがアニメに置き換わっただけじゃないか」という指摘はまったくその通りなのだが、そもそも私の中でアニメとSNSの効能には天と地の差があり、SNSを1時間触るくらいならアニメを10時間観る方がずっと健康的だと思っている。久しぶりにアニメを沢山観れたという点も含めて、このチャレンジはとても良かった。ちなみに、チャレンジ終了から3日経過したが、反動でTwitterやYouTubeを観まくるということは起こっていない。長い間”ドパガキ”だったはずだが、習慣化とは恐ろしいものだ。一ヶ月という期間設定は絶妙だったかもしれない。少なくとも、もう私のスマホにTwitterが戻ることは無いだろう(仲が良い人もいるので、たまにPCからポストしますけど)。
もう一つ、この挑戦中いつも私を支えてくれていた『名探偵プリキュア!』には感謝しなければならない。「嘘と真実」はどうあるべきなのか、孤独とは何か、一歩踏み出す勇気の大切さなど、色々なことを考えさせてくれる本当に素晴らしい作品だ。加えてキャラデザや変身バンク、BGM、OP・EDも総じてクオリティが高く、観ていて飽きない。間違いなく今回のSNS・デトックスにおけるMVPだ。ありがとう、『名探偵プリキュア!』。みんなも『名探偵プリキュア!』を観よう!











